先週16日(月)に行った一般質問についてそのポイントを振り返りながらご紹介します(録画とその時間割はこちらからご覧いただけます)。
1回目の今回は、次期基本計画と新習志野駅周辺の活性化に関する議論について報告します。
「基本計画」とは、まちづくりの長期ビジョンである「基本構想」を実現するための政策・計画を示すものです。習志野市は、今、来年度から16年間にわたる「基本構想」を策定中であり、先月、市民や関係者からご意見をいただくパブリックコメントを実施しました。そして、「基本計画」については来年3月までの策定に向けて検討作業が進んでいる状況です。
私は、この基本計画において、「習志野市の未来を形づくる重点事業は何か」という点について今回の一般質問で提起したうえで、私からは、教育改革、水辺、そして、駅前開発が習志野市の強みやポテンシャルを考えて目玉とすべき事業と提案しました。
駅前開発については、市内7駅で毎日28万人強の方々が行き来している状況、成田・羽田両空港へのアクセス、脱炭素という観点から、まちづくりにとってポテンシャルが高いと考えています。その駅前開発について、まずはJR津田沼駅南口の再開発、そして、新習志野駅周辺の活性化が取組課題となっていますが、その次は、羽田空港の機能拡張を見据えて京成線各駅の周辺開発をしていくべきです。
新習志野駅については、基本構想で新たな土地活用を促進していくという方針が打ち出されようとしているので、具体的にどのように進めていくのか、駅周辺の事業者や住民との対話、市役所内の実施体制の整備を早くすべきではないか、と提起しました。その回答として、市側からは、
駅周辺の一部事業者には説明を既に行っており、庁内に検討組織を設置予定。持続可能で魅力あるまちづくりに向けて着実に取り組む。
という発言がありました。この「庁内に検討組織を設置」という点はとても意義深い回答です。駅前開発は交通、商業振興、景観の維持等、多角的な検討が必要なため、市役所内の複数の部署が横断的に連携して取り組む必要があります。また、行政組織においては、検討組織を設置するということはその対象事業を重点的に行っていくという意味合いがありますので、重大な判断といえます。
基本構想、基本計画の次は、新習志野駅周辺の活性化に向けたグランドデザインが不可欠と考えていますので、今後、具体的な提案をしていきます。2年程前は、なかなか検討が前に進まなかった新習志野駅周辺の活性化についてここまで議論が進んできたことは非常に有難いですが、これからが検討と実施の本番ですので、引き続き全力を尽くして推進していきます。
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