今日は習志野市環境審議会を傍聴してきました。特に、審議事項の一つである、「次期習志野市緑の基本計画策定について」に注目しています。
この「緑の基本計画」(現状の案はこちら)は、市内の緑地の保全や緑化推進に関する総合的な計画で、今回の計画は2026年度から20年間の計画となります。
会議で配布された資料を隅から隅までじっくりと精査、確認した結果、ワクワクする方向性が満載でした。例えば、
●多様化する市民のニーズに対応するため、公園緑地の管理における指定管理者制度等の活用を図る等、新しい手法の導入を検討することが必要です
●市民・事業者・市が連携・協力し、緑を守り、育て、新たな緑を創出することで、魅力を高めていく
●茜浜・芝園の東京湾に面する海浜部を「海浜レクリエーション空間」と位置付け、海とふれあえることのできる空間の創出、良好な景観が得られるスポットとしての活用を図ります
●習志野緑地(注:谷津干潟公園、秋津公園、香澄公園)は、休息、鑑賞、散歩、遊戯、運動等の機能を備えた総合的なレクリエーションができる総合公園として、魅力の向上に努めます
●海浜公園や茜浜緑地と、近接する新習志野駅周辺との回遊性・連続性の創出を図り、歩いて楽しめる空間づくりを進めます
●こどもたちの野外教育や自然体験活動、プレーパークの設置、地域の緑化活動等の中心となる人材・団体への支援を図ります
といった記載が多くあります(黄色ハイライトは私の注目点として着色しています)。
この計画にある内容を着実に、そして、積極的に実現していくことで習志野はもっと良くなると思う計画です。ただし、「努めます」、「図ります」という表現が多くありますので、今後は、具体的な検討と計画によって「しっかりとやりきる」ことが大事です。「努めたけど難しかった」、「図ったけど中途半端だった」という状態になることは絶対に回避して、一つでも多く、早期に実現することを目指していきます。
また、今の計画には記載されている「葦切近隣公園」の整備について、県が改訂中の都市計画の案には「おおむね10年以内に整備を予定する公園等」と記載されているのに(こちらの25・26頁)、今回の「緑の基本計画」改訂案には具体的な記載がないことが気になります。検討状況について聞き取りをして、この葦切近隣公園についてもしっかりと早期に実現するように働きかけていきます。
今後、習志野の公園や緑地が「より良くなった」、「ワクワクする場所になった」と感じていただけるように引き続き重点的に取り組んでまいります。
(写真は茜浜緑地の眺望)
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