前職(JICA、前職についてご紹介した動画はこちら)では様々な国を訪れてその政治、経済、文化、歴史等に触れる機会が多くありました。その経験を通じて、政治については、色々な形態がある中でやはり民主主義が一番よいと考えています。
最近の国際情勢を踏まえて、合意形成や意思決定に時間がかかる、選挙等に時間や経費がかかるといった課題から、民主主義が世界で後退しているという評価があります。
しかし、民主主義だからこそ、一人一人の権利や自由な言動が保たれ、そして、権力者を選挙を通じて交代させることができるというメリットがあり、これらのメリットは民主主義の課題を上回るものだと捉えています。
権力というものは長くなればなるほどダメになる、ということは歴史が示しており、「権力は腐敗する」という概念もあります。権力者が長くいると、権力者自身が自制していても、どうしても周りが忖度をして徐々に統治システムは停滞していってしまうものです。よって、選挙を通じて権力者を交代させられる仕組みを常に確保しておくことが、権力者に常に緊張感を持たせることになります。
日本においては、戦後、自民党が権力を有し、党内の「疑似政権交代」という仕組みによって権力への緊張感を保ってきたといえますが、私は30年以上前にその仕組みは効果も役割も終えた、にもかかわらず今に至るまで漫然と続いてきてしまって日本の国力は衰え続けてきた、と捉えています。「日本の今の状況がダメだ、改善しなくては」と考えるのであれば、選挙を通じた本格的な政権交代が不可欠です。
英国の政治家チャーチル氏は「It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried.」(「民主主義は最悪の政治形態であると言われる。ただし、これまで試された他のすべての形態を除けば」)という言葉を残しましたが、まさにそのとおりだと私も考えます。完ぺきではありませんが、民主主義が今までの人類史上においてはベスト(最善)の政治形態だと思います。
民主主義の良さを再確認しながら、選挙で選ばれた者として常に自省しながら活動していきます。


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