昨日は、習志野市消防本部の実施した救難活動隊(RIT)訓練を視察させていただきました。
「救難活動隊(Rapid Intervention Team)」とは、火災現場などの危険度が高い活動において、万が一、消防隊員が倒れたり、退避不能となった場合に、救出・支援を行う活動隊のことをいいます。
7月にも若い隊員向けの訓練を見させていただきましたが、今回も、真剣に訓練に取り組む隊員の皆様の姿を見て、頼もしく感じ、また、日頃の活動への感謝の念を強くしました。
そして、訓練を見ながら、アフガニスタンやインドネシア等で行ったテロ対策訓練、そして、有事における安否確認の訓練を思い出しました。訓練を受ける方、そして、実施する方、更には、実際のテロや有事の際に指揮を採る方、いずれも何度も経験しましたが、その都度、訓練の大切さを感じていました。
訓練の意義とは何か。それは、自分自身の採るべき行動を体に覚えさせることに加えて、チームとしてどう動くか、仲間はどういう性格でその動き方に特徴はあるのか等といったことを把握でき、更には指揮者として全体最適を考えながら迅速かつ適切に行動する際のポイント等を確かめ、振り返り、そして、練度を上げることができます。
実際のテロや有事の際には訓練によって練度を高めておいてよかったと感じていましたし、その後の訓練には更に熱が入りました。これは実際の現場を経験したことがないとなかなかわからないことだと思います。さらに、実際のテロや有事を経験することを通じて得た教訓等を活用して、訓練の中身を改善していくことにもつながります。
アフガニスタンやインドネシア等の厳しい現場で得た経験や胆力は私の強みだと思っています。これらの経験や力を習志野市民の安全確保に貢献できるように自分の持ち場で頑張っていきます。


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