習志野市議会は、昨日、今年1回目の議会である第1回定例会を閉会しました。議案29本、発議案1本、計30本の議案(議案内容についてはこちら)について採決しましたが、私は市側から提案のあった議案の2本に反対しました。その理由は以下のとおりです。
●議案第27号(工事委託契約の締結について(鷺沼東跨線橋補修工事))
この議案は、総武線及び京成線を跨ぐ橋(鷺沼地区)の補修を行うもので、総武線の上空部分の補修工事は既に着工されており、今回は京成線の上空部分の工事が提案されました。反対した理由として、①歩行者の通行量が174名/日と限定的であり、また、車両の通行は不可とされている、さらに、完成後の通行量推計をしていない(事業効果を定量的に測っていない)、②通行量に比して必要な工事費が膨大過ぎる(総武線部分で約40億円、今回の京成部分で約7.4億円、他部分と合わせて総額約49億円)、③総武線の上空部分の工事に反対した後もこの補修工事の妥当性の低さに変更がない、という3つの理由で反対しました。大きな視点から見れば、習志野市全体の財政状況が厳しさを増す中で、このような費用対効果が低い、いや、そもそも効果自体を測ってもいない事業に50億円近い予算を投入する余裕はあるのでしょうか。中長期的な財政見通し、そして、事業の優先順位の判断は大丈夫でしょうか。
●議案第28号(定期借地権の設定について(旧庁舎跡地活用事業複合商業施設用地)
この議案は、旧庁舎跡地をベルクという企業に対して30年契約で貸すというものです。市が得る賃料は月で約1,111万円と設定されています。私は、そもそも、市役所の隣という好立地にあるこの土地の売却・貸与に反対という立場です。さらに、習志野市の財政状況が厳しくなっている状況を踏まえれば、個別事業のみを考えるのではなく、全事業を俯瞰した判断が必要です。例えば、文化ホールの将来の移転地として活用する、習志野市企業局の局舎移転先とし、現局舎の土地は定期借地契約で民間に貸す(市役所周辺に行政機能を集約し、防災対応体制の強化等の集約効果を確保する)、といった大きな戦略があるべきではないでしょうか。「賃料が高いからいいよね」という発想には全く賛同できません。もっと大きな視野で事業全体を捉えた戦略を持つべきです。
私は、現市政に「是々非々」という立場であり、「市民にとってよいことかどうか」という判断基準で活動してきています。今後も、議案への賛否についてはその理由や考え等を今回のように発信し、有権者である市民の皆様への説明責任を果たすとともに、賛成とした予算や事業等への私なりの政治責任も果たすべく、活動していきます。


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