決算委員会、政治家が持つべき視点とは何か

一般会計の決算委員会、3日目。今日も6時間程、様々な角度から議論が行われました。

決算委員会は、市役所側の説明を聞いて、市議側が各々の問題認識から質問をし、議論をする、という形式になっていますが、改めて、政治家は市役所職員と違う視点を持って臨まないといけない、と認識しました。

市役所職員は、担当する業務を適切に遂行することが求められますが、担当外の業務との連動や事業全体を見渡した優先順位付けについては政治家が全体を俯瞰したうえで考える必要があります。また、政治家は行政の考え方に加えて、市民にとって良いかどうかという視点を忘れてはなりません。主権者である国民、住民の代表として、市長や市議会議員は、常に市民の視点を持つことが重要です。

前例はこうなっている、他自治体はこのように対応している、財政上の制約がある、といった考え方ではなく、

未来を見据えてこういう取組が必要だ、他自治体に先駆けて取り組むべき、一定の財政負担があっても費用対効果を考えれば今やるべき事業だ、市民のニーズに的確に応えるには必要だ

といった視点が政治家には不可欠です。

役人と政治家は役割も機能も違う、そのうえで、よりよいまちづくりという共通の目標のために前向きな議論を積み重ねていく必要がある、決算委員会を通じて、改めて痛感しています。

 

 

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