10年程前、かつて独立行政法人国際協力機構(JICA)という組織で働いていた際に、久しぶりに再会した大学同級生で研究者をしている友達との間で、政治や行政、公共についてあれこれ話していると、
政治家、公務員といった公の場で働いている人は、もっと夢やビジョンを示して社会をリードする責任がある。政治家や公務員が公共に関する理想を語らなかったら誰が語るのか。
という、一生忘れない言葉を貰いました。当時の私は、組織運営の難しさ、政治家との意見調整の大変さ等を感じながら、仕事への士気が少し下がっていた時期だったので、この言葉はずしんと胸に響きました。
社会で働いていると、物事を変えられない様々な言い訳を聞くことがあります。「大人の事情があるから」、「ずっとこういう慣例だから」、「●●の既得権益になっているから」等、私も散々聞いてきました。
でも、民主主義の社会では社会のあり方を決めるのは有権者ですから、変えようと思ったらなんでも変えられると私は信じています。できない理由は単なる言い訳であり、自分の面子やプライドを大事にしたい故の逃げ口上とも言えます。そして、いつしか初心を忘れて、夢やビジョンを語ることができない、言い訳ばかりの社会人になってしまうのです。
私は政治家を志した際に、かつて胸に響いた友人の言葉を思い返しました。政治家が夢やビジョンを語らないで誰が語るのか。そのとおりです。自分の面子やプライドなんてどうなろうとも、泥臭くても理想を語り、周りに元気や力を与える存在に、政治家や公務員はなるべきだと思っています。
政治家として公共について夢やビジョンを語る責任を忘れずに、これからも、地方政治の一新、習志野市政の改善に全力を尽くします。


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