一般質問の振り返り・その5:厳しい財政状況、立て直しに向けて決断を!

先週8日に行った一般質問について、質問ごとにそのポイントを報告させていただきます(質問の録画と時間割はこちら)。最終回は、習志野市の財政状況とその立て直しに向けた議論について報告します。

習志野市の財政状況は、率直に言って大変厳しい状況にあります。市長も昨年10月に公表した令和8年度予算編成方針において「本市の財政状況と財政見通しは、かなり厳しいものであり、予算編成作業は困難を極めることが想定される。」と表明していました。私はこの段階から財政状況に注目していましたが、本格的に危機感を抱いたのは、今年に入って新清掃工場の建設計画の見直しが表明された時です。

習志野市は、2002年から使用してきている清掃工場について、その老朽化を踏まえて2032年に新しい清掃工場を稼働させるべく、何年も前から計画的に取り組んできました。しかし、今年になって、市は、新工場の建替えに必要な予算が急増したので一旦計画を止めて計画・事業費の見直しをする、と突如表明したのです。

さらに、今年度予算案において、市の貯金と言える基金が激減していく見通し、特に、不測の事態に備えて積み立てている「財政調整基金」が望ましい規模を大きく下回る見込みが示されました。私はこの段階で財政状況は相当深刻だと強く認識しました。

そして、この9月に昨年度予算の決算案が示されて、昨年度からの繰越金は大した規模にならず、財政の危機的な見通しは好転しないことを確認しました。このような認識を踏まえて、今回の質問において、

●財政は議会で議論して承認する、という財政民主主義の考え方を踏まえて、議会で議論し、市民の皆様にも危機的な財政状況について広く知っていただくべき。

●厳しい財政状況を踏まれば、全事業の徹底的な見直しが必要。特に、大規模な事業である文化ホールの再建、清掃工場の更新、総合教育センターについては総合的に判断していくべき。

●具体的には、文化ホールはJR津田沼駅南口での再建を断念してゼロベースで他市有地等での再建を検討、清掃工場は可燃ごみは処理施設を延命化して将来的には広域化(他ごみの処理施設は自前で建替え)、総合教育センターは建替え・改修を諦めて既存施設を活用、としてはどうか。

という主張を行いました。

財政の立て直しは明るい話題ではありません。市民の皆様にとっては、あまり聞きたくない、痛みを感じるようなことかもしれません。しかし、持続可能な財政は、あらゆる行政サービスの基盤であり、財政が揺らげば市民生活に大きな影響を与えます。次の世代に過度な負担をわたさないように、安全で安心な市民生活を守るためには財政の話は避けては通れません。今の財政状況に対して責任をもって然るべき時に決断すべきです。然るべき時というのは、まさに今です(一般質問ではなるべくわかりやすく議論しましたので、こちらの該当部分から録画をぜひご確認いただきたいです)。

私は、市政の一翼を担う市議会の一員として、次世代への責任、まちの未来への責任という観点から、財政について正面から向き合い、批判や指摘にとどまらず、必要な改善策を提案していきます。明後日28日(月)、9月議会の最終日に行われる討論において、文化ホールのあり方に関して財政の観点から私の考え方と対応案を示して、更なる議論と適時の決断を促します。

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