「中村哲物語」を読みました

青少年読書感想文全国コンクールの課題図書であり、千葉県課題図書にもなっている「大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語」。

かつて駐在していたアフガニスタン、そして中村医師にアフガニスタンでご挨拶したことがあるので、当時を想いながら、そして、心を揺さぶられながら、読みました。困っている人を助ける、このシンプルで、そして、難しいことを貫いた中村医師の信念に改めて感動しました。

「身近にあってできる事は、案外たくさんある。たとえば友だちがいじめられているのをかばってやる。家族が病気になったときかわりにご飯を作る。そういう、小さな一つ一つが、何でもないようなことが人間の真心。それをじっと守ることが大事なんだ。」

ぐっとくる言葉です。改めて、どんな職業かどうかではなく、何をするかが大事だと思います。総理大臣だから偉い、ということではなく、自分の持ち場でやるべきことをしっかりやっている方が偉いのだと思います。そして、真心を込めて行動する人が多い、それが日本社会の強みだとも思っています。

信念と真心を大事にして行動する、その大事さを改めて教えていただきました。

大人にもお勧めの本です。

 

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