財政健全化は粛々と取り組む課題

習志野市の「基本構想」で示された3つの重点プロジェクト、2つ目「財政健全化」。こちらも当たり前で、このプロジェクト自体を外部コンサルタントに丸投げして作ったのではないかと疑いたくなるものです。財政を健全にする、健全に保つということは行政の基本です。日本政府も財政再建を目指していますし、他の国でも収支のバランスが悪い場合にはその健全化に取り組みます。

財政健全化が不要だ、財政は重要ではない、という主張をしたいわけではありません。財政は極めて重要、その健全化や充実は行政における最優先事項の一つです。でも、だからといって、12年間の長期計画における重点プロジェクトとして「財政健全化」を掲げるほどに習志野市の財政は危機的な状況ではなく、プロジェクトではなく基本的な対応事項として整理して取り組めばばよい話です。

「財政健全化」という言葉、耳障りはよいですが、誰にでもいえるものであり、その中身が重要で、かつ、行政の基本として粛々と取り組むべきものなのです。重点プロジェクトにするようなものではなく、また、財政健全化のために必要な行政サービスが削られるようなことや新たな行政ニーズに応えないという事態は避けなくてはなりません。

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