安全管理という仕事

途上国で働く仲間の安全管理を暫く担当していました。様々なリスクを予測したうえで、そのリスクを許容できる範囲まで下げるために必要な対策をする、簡単なようでとても奥深い仕事と感じています。

そもそもリスクを完全に避けるためには途上国に行かなければいいという話になりますが、それでは途上国向けの仕事はできません。では、渡航先にはどんなリスクがあるのか、という点をまず考えます。ひったくり犯罪なのか、自然災害なのか、テロなのか。

そして、そのリスクを想定したうえで、回避するためにはどうしたらいいのか、徒歩移動を避けるのか等といった具体的な対策を考える仕事をしてきています。

安全管理、別の言葉で言えば、常に最悪の事態を想定しつつも、最高の状態を目指して取り組む前向きな姿勢を養ってきたといえます。街づくりにおいても活用できる経験だと思います。