JR津田沼駅南口の再開発、工期の遅れにどう対応するのか

一昨日のブログで紹介した、JR津田沼駅南口の再開発が工事費高騰で工期が遅れる見込みという課題について、過去の対応を検証することに加えて、今後、どうするのかという対策を考えていく必要があります。

「習志野市の表玄関」とも称されるJR津田沼駅南口。その正面にあるビルが空きビルで暫く放置される、または、解体されて更地の状態が続く、という事態は避けるべきです。「表玄関」を開けたら、「空き家」、または、「空き地」、なんていう状況はまちづくりとして最悪です。

では、どう対応するべきか。工事費高騰という事態は日本全国共通の課題ですので、工事費自体をどうこうすることは難しいと考えます。選択肢としては、

・収支が整う開発計画に変更する。

・再開発を断念し、既存ビルの耐震工事等の大規模改修を行う。

・官民ともに予算を大幅に積み増して現行計画のままで行う。

の3択が主なものになります。3番目は、今回、民間企業側が難しいということで工期遅れの見込みとなったことから、民間企業が対応できない部分を補う形で習志野市が大幅に予算増額して対応、ということは難しいと思います。

残された選択肢は2つ。収支が整う開発計画にするか、既存ビルの大規模改修とするか。

まずは、過去の対応をしっかりと検証したうえで、今後に向けた対応策について、予算とまちづくりへの影響を総合的に捉えて、詳細に分析して決めていく必要があります。

「民間企業が主導している事業だから」と逃げることはできない課題です。習志野市の表玄関を整えるために、市長が表明したとおり「市民生活への影響が懸念される一大事」に対して、市はどうすべきか。当事者の一人として取り組んでいきます。

(写真は、既に閉館となっている習志野文化ホール。早期の再建が望まれています。)

 

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