秋津サッカー場の人工芝化、費用対効果以外の課題は海洋プラスチック問題

費用対効果の観点から反対と主張している、秋津サッカー場の人工芝化。費用対効果という問題以外にも大きな課題があります。

議会の場では、費用対効果という点に絞って議論しましたが、海洋プラスチック問題への負荷という課題もあります。環境省の推計によれば、人工芝の芝部分で年間240トン、充填材で年間最大2700トンが海洋に流出しているという推計があります。

先日、市立習志野高校のグランド(人工芝)を見に行く機会がありますが、充填材、細かいプラスチックチップがグランド外に大量に出ていることを確認しました。風が吹けば敷地外に流出し、雨が降れば排水溝に流れ出ていくことは明らかでした。

海洋プラスチック問題は国際的な課題となっており、人工芝についても欧米では規制をかけようとする動きが進んでいます。日本でも、環境省が流出抑制を働きかけていますが、あくまで抑制であって、流出「阻止」ではありません。

稼働率が上がるから、という理由だけで、費用対効果(秋津サッカー場においては人工芝化の費用対効果はありません)、そして、自然への負荷という観点を加味しない、ということでよいのでしょうか?

総合的な観点から考えれば、秋津サッカー場の人工芝化には合理性、妥当性はありません。加えて、先月に判明した、JR津田沼駅南口再開発の工期遅れという大問題によって、予算の優先順位という点からも秋津サッカー場の人工芝化は凍結すべきと考えます。

あらゆる観点から考えても妥当性がない、秋津サッカー場の人工芝化。引き続き主張し、取り組んでいきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました