政治の役割はたくさんありますが、予算編成という局面では「優先順位を付ける」ことが大事な役割です。予算には限りがあるため、多種多様な住民ニーズを全て満たすことは難しく、短期、中期、長期の視点でまちづくりを見渡して政策や個別事業に優先順位を付ける必要があります。
そして、その際には、不要不急の事業を廃止したり、時代の変化に応じて役割を終えた事業を廃止する、という厳しい判断をすることが政治家に求められています。役人には事業廃止という判断は難しいものです。なぜなら、役人の世界ではどうしても前例踏襲となってしまい、また、「事業廃止=今までの事業が必要なかった」と捉えられてしまうことを避ける傾向があるからです。事業の中断や廃止という厳しい判断は有権者に選ばれた政治家が勇気をもって行い、その是非を次の選挙で有権者に判断していただくということが重要です。
私は、今、習志野市政の現状を踏まえて、不要不急である秋津サッカー場人工芝化という事業に強く反対し、明後日の予算委員会で予算修正の提案(人工芝化の予算約4億円を削減する提案)を行います。予算案への修正提案は重たい意味を持ちますが、どう考えてもこの人工芝化には納得いかず、習志野市に禍根を残してしまいます。
党派・会派という枠組みではなく市民の代表として、過去の経緯ではなく現状に照らした判断として、人工芝化の妥当性を冷静に、そして、総合的に考えたら、多くの人が反対という合理的な判断に至ると確信しています。
最後の最後まで主張を続けて人工芝化の撤回を目指します。
コメント