習志野市、教育大綱へのコメントを受付中

習志野市は、様々な政策や計画についてパブリックコメントを実施中ですが、教育分野についても重要な政策が対象となっています。

教育に関する文書のうち、今回は、教育大綱に着目して紹介します。教育大綱は、総合的な視点で、教育長ではなく市長が教育や文化の振興に関する指針として定めるものです。決定者が市長であることがポイントです。教育の観点のみならず、幅広い視点で首長としての考えを指し示すものとなります。

改訂案はこちらからご覧いただけますが、私は、「多様性を互いに尊重し合う社会の継続」に注目しています。習志野市の新しい基本構想では「多彩で豊かな交流」を打ち出していますので、多様性、多彩さという点はとても大事になります。教育大綱の改訂案では多様性に関する取組として、

(1)道徳教育・人権教育の推進
(2)共生社会の形成に向けた特別支援教育の推進
(3)多様なニーズに対応する教育の推進
(4)不登校の未然防止と解消に向けた取り組みの推進
(5)コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進

という5点を挙げています。私は、共生社会の部分に、特別支援教育に加えて外国ルーツの方々の受入れについて言及してほしかったと捉えています。また、コミュニティ・スクールの部分には、「教育は人づくりであり、人づくりはまちづくりにつながる」という習志野市の考えをもう少し入れてほしいと思います。コミュニティ・スクールや地域学校活動は教育という面に加えて、まちづくりの面でも大変重要な取組です。

また、スポーツに関しては、「する」スポーツ・「みる」スポーツ・「ささえる」スポーツの推進 という取組が記載されていますが、私はスポーツとまちづくりという視点を大事にして、スポーツ振興の担当課の位置付けも含めて議論していくべきと考えて提起しています。この点は今後も引き続き議論をして改善につなげていきます。

教育大綱、今後の習志野市における教育のあり方を決めていく指針ですので、ぜひご注目いただいてコメントをお寄せください(コメントはこちらから)!

 

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