習志野市議会、今日は9月議会の最終日でした。
私が賛成者として加わった発議案「習志野文化ホール暫定再開にかかる大規模改修事業の中止を求める決議について」 に関して白熱した議論が行われて、私も賛成者の一人として討論しました。私の討論のポイントは以下のとおりです(数日後に録画が公開される予定です。
●文化ホールの再建について、市の厳しい財政状況を踏まえて、大規模改修工事の中止のみならず、JR津田沼駅南口での再建自体を断念すべき。他の市有地で建て替えることができないか、議論する場を設けて検討すべき。
●財政状況の厳しさについて、例えば、災害等の不測の事態に備える財政調整基金(習志野市の場合には39~77億円が適当な規模)が今年度末には21億円まで減ってしまう見通しである。さらに、この見通しには、市民生活にとって不可欠なごみ処理を行う清掃工場の更新に必要な予算が全く含まれていない(注:現在使っている清掃工場は老朽化しており、どこまで延命できるのか現在調査中です。また、この厳しい見通しは、大久保東小学校の建替えや鷺沼小学校の移転等の事業による費用によって来年度も再来年度も続いていく見込み)。
●昨年12月の議会で、文化ホールの大規模改修による暫定再開(概ね10年程度)についてその方向性が議論されて私も賛成した。しかし、その時点では共有されていない重大な判断要素が2026年になって明らかになった。
①2026年2月、市長から清掃工場の更新についてその事業費が膨らんだために計画を見直すということが表明された(注:市民生活にとって不可欠な清掃工場の建替えについて予算上の調整が難しい状況になった、ということです)。
②2026年3月、2026年度予算案において、市の預金といえる基金が激減する見通しが示された。特に、財政調整基金については上記のとおり相当に厳しい見通しが示された(注:しかも、この厳しい見通しには清掃工場の更新に必要な予算は含まれていない)。
③2026年9月、昨年度決算案が示されて、昨年度から今年度への剰余金(繰越される金額)は一定程度あるものの財政状況を回復させる規模ではないことが判明した。
●上記のような状況を踏まえれば、文化ホールについて多額の予算を費やすことはできない。千葉豪雨による被害額の算定が行われてから判断すべき、という意見もあるが、考慮すべき要素ではあるが、財政状況を踏まえれば豪雨による被害を加味しなくても、文化ホールの再建は厳しいと言わざるを得ない。市側としては、上記③のとおり、決算額がある程度見えた時点で文化ホールの再建について方向性を判断すべきであった。
●政治における格言として「政治屋は次の選挙を考えて、政治家は次の時代を考える」というものがあるとおり、二元代表制の下、市政の一翼を担う市議会として、次の世代に責任のある判断をすべき。
討論の後、採決が行われましたが、残念ながら、賛成5、反対22という大差で否決となってしまいました。厳しい財政状況について市議会における認識が十分でなく、文化ホール単体ではなく市政全体を見わたした議論を続けていく必要性を痛感しました。大変残念で、そして、市民の皆様、未来の市民の皆様に大変申し訳なく思っております。
この課題については市民の皆様にもご関心をもっていただき、市の未来を見据えて議論、決定していくべきものだと思っておりますので、市の財政状況や文化ホールのあり方についてご意見をいただければ幸いです。私は、持続可能な行財政運営を確保して、次の世代に責任をもつ市政を展開すべく、引き続き取り組んでいきます。


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