3月議会で私が強く反対した秋津サッカー場の人工芝化。3月議会で残念ながら、予算編成において人工芝化が認められてしまいました。その後、市側は人工芝化に向けた工事の準備を進めて、今回の議会で議案40号として工事契約の審議が行われています。
今日は、文教福祉常任委員会で審査されました。私は委員ではないので傍聴してきましたが、委員会において人工芝反対の立場の議員から様々な質疑が行われました。コスト面、環境面、いずれの面から見ても人工芝化のメリットは少ないと改めて確認できました。
そして、賛否の採決の前に行われた討論では、反対する市議全員が反対の討論を行いました。残念だったことは、人工芝に賛成する立場の市議からは賛成の討論が無かったことです。3月の予算委員会の際も同様で、私の反対討論に対して、賛成の立場の方からは討論がありませんでした。
民主主義の場ですから、賛否という立場にかかわらず、堂々と議論して採決に臨むべきと考えています。この意味で、この委員会においても、人工芝化に対して賛成の討論が行われないことは大変残念でした。
そして、採決。6名の委員の賛否は割れて、3-3で同数。同数の場合は委員長が判断することとなり、委員長判断で人工芝化賛成ということになってしまいました。大変残念です。
一筋の希望としては、人工芝化に反対する議員の数が3月議会から少しずつ増えてきていることです。この流れを一層強くして、たとえ人工芝になったとしても、できる限り、短期間で天然芝に戻します。別の言い方をすれば、マイクロプラスチックに関する規制が強まっていき、10年以内に公共施設から人工芝を無くしていく方向になると見込んでいます。
4億円近い税金を投じて人工芝化にする工事、将来、「やめておけばよかった」と必ず後悔することになります。
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