習志野市議会、今回の議会(2月14日開会)で最重要議題は、2025年度当初予算の審議です(予算案は2月14日にこちらで公表されます)。
予算審議においては、膨大な個別事業を一つ一つ精査して、有効性や妥当性を検証し、無駄な内容はないかどうかという審査がまず重要です。そのうえでさらに重要なことは、習志野市全体の現状や課題を踏まえて、予算全体における優先順位を見極めていくことです。
不確実な時代、そして、財政状況が潤沢とは言えない状況において、どの分野、どの事業に重点を置くか、非常に重要です。全ての要望、全てのニーズを満たすことは難しい時代において、習志野市政はここに重点を置く、または、こういう課題があるから予算においてこういうメリハリを付ける、という断固たる意思が極めて重要です。
習志野市の目下の最重要課題は、JR津田沼駅南口の再開発において工事費高騰によって工期が遅れることになったということです。総事業費は1620億円から2060億円に、市の負担額は150億円から195億円に増える見通しが2月6日に示されました(参考記事はこちら)。
習志野市の「表玄関」と称される津田沼駅南口が一大事となっている状況で、平常モードで予算編成をしてはなりません。この非常時において、優先順位を見極めた予算編成をし、津田沼駅南口をどうしていくのか、市政として意思を明確に示す予算編成であるべきです。事業者である野村不動産から具体的な次善策が示されていないから検討が難しい、というような受動的な姿勢ではダメです。
2月6日に行われた議案勉強会でも既にこのような考えを提起しましたが、今後の議会においても様々な機会で具体的な提案とともに予算編成のあり方を積極的に議論し、最良の予算編成となるように全力で取り組みます。
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