習志野市、人工芝化した秋津サッカー場を視察

今日は、市議向けに秋津サッカー場の人工芝の視察会がありましたので、私も参加してきました。

秋津サッカー場については、天然芝の維持か人工芝化か、議会で議論があり、私は「人工芝化に大反対」という立場で様々に主張して活動しましたが(反対理由はこちら)、残念ながら採決で負けてしまい、人工芝化が決定されました。そして、先月末、人工芝化工事が完了した、という状況です。

今日視察して人工芝の様子を確認した結果、改めて、反対したことは妥当で、採決で負けてしまったことが本当に悔やまれる、と痛感しました。一方、既に作ってしまったため、単なる批判ではなく、なるべく課題を解決して活用していくしかありません。

今日、確認した課題は以下のとおりです。

1.マイクロプラスチックの流出対策が不十分

芝に充填しているチップが排水溝から外に流れ出ないように、細かい網目のあるかごのようなものが排水溝に設置されています。しかし、手を洗う水道の周りや場外にもチップやちぎれた人工芝が散乱しており、市の説明においても「流出対策によって何割の流出を防げているかは算定できない」というものでした。厳しい言い方をすれば、この場所は「マイクロプラスチックの流出源」となっており、これから先、環境への負荷を生み出し続けることになります。SDGsの推進が求められている時代にこのような状態は許されるのでしょうか。

2.施設の老朽化

スタンド、照明灯等は修繕がなされておりません。過去に、スタンドの壁や軒下からはコンクリートの塊が落下したことがあります。照明灯は一部の電球がつきません。施設内部(シャワー、トイレ、更衣室等)も、清掃はしっかりとされていますが、施設は相当に老朽化しています。利用における安全面、快適性は非常に心配で、改めて、芝よりも先に施設面の対応の方が緊要性が高かったと捉えています。

3.夏場の暑さ対策

今日の視察でも「既に人工芝の表面が熱い」という指摘が他の市議の方からありました。4月中旬でこの暑さであれば、気候変動によって酷暑が長く続く状況で夏場には暑さで利用できなくなる、と予想されます。現時点では、表面温度が何度になったら利用禁止とするのか等、暑さ対策については具体的には決まっていない、ということでした。酷暑が長く続くようになっている昨今、暑さに弱い人工芝をどう運用していくのか、利用禁止以外に解決策が見い出せず、悩ましい課題です。

4.バッグスタンド側のスペース

バッグスタンド側のスペースはタータン仕様になっており、陸上スパイクの利用可、フィールド利用が無い時は予約なしで利用可という整理にするそうです。そして、その際にはシャワー室や更衣室も無料利用とする、という説明でした。フィールド利用者はシャワー室や更衣室も含めて有料で利用する一方で、このスペースの利用者は無料で利用というのは「受益者負担」という観点で不適当ではないでしょうか。

一方、人工芝化によって4月1日以降、稼働率は上がっており、現時点ではポジティブな要素です。稼働率に加えて、利用料収入がどのようになるのか、半年後、一年後に数値を見ていく必要があります。

新清掃工場の建替えも計画の再精査となるような厳しい財政状況において、緊要性の低い人工芝化工事を行ったことは大きな反省点ですが、作ってしまった以上は最大限活用するしかありません。私は、このような考え方で、上記で紹介した改善点についてできる限りの解決を目指して取り組んでいきます。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました