先月の議会で議論した秋津サッカー場の改修問題。私は、費用対効果の観点で、人工芝化に強く反対しています。
人工芝化を進めようとしている理由の一つは稼働率です。「天然芝は養生期間があるので利用できない日が多く稼働率が低い、だから、人工芝にすれば、2倍、3倍に稼働率を上げることができる」、という主張です。私は、この主張は妥当ではないことを数字で明らかにしました。
市役所からいただいたデータでは、利用の多い休日(土曜、日曜、祝日)の平均稼働率(2022年度~2024年度上半期)を見ると、
秋津サッカー場:67%
周辺関連施設(芝園フットサル場、高瀬下水処理場上の運動場、茜浜近隣公園予定地、袖ケ浦少年サッカー場の4施設):79%
です。人工芝にしても周辺施設と同様の稼働率であれば12%しか上がりません。ましてや倍増、3倍増は不可能です。芝園フットサル場、そして、高瀬下水処理場上の運動場は人工芝であり、秋津サッカー場も人工芝となった場合、車で10分程度の域内に人工芝グランドが3つとなり、この環境で秋津サッカー場の稼働率は上がるのでしょうか。
人工芝化の工事に4億円もかけるのであれば、コンクリート片が落ちてきて危ないスタンド側の施設を改修すべきです。稼働率については、今よりも100日多く天然芝を稼働させられるという現場の意見がありますので、天然芝のままで周辺施設以上の稼働率を実現できるかどうか、チャレンジすべきです。
改めて、秋津サッカー場の改修について、費用対効果の観点から人工芝化に強く反対します。
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